電子竹林:Blog(アーカイブ)

電子竹林:Blogの2019/1/20までのアーカイブです、最新のものは→ https://zom-1.hatenablog.com

1987-01-01から1年間の記事一覧

「青い山脈’88」

53点。現代版にアレンジしている部分がすべて失敗していると思う。なんの新鮮さもないものを、いまさらリメイクして何になるのだろう?

「プリズン」

69点。ホラーものとしては、まあ面白いほうでないか?設定は、新鮮で面白いがキャラクターの表現が不足。ていねいにつくれば、もっと面白くなっただろう。

「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」

74点。面白かったが、期待ほどの出来ではなかったのは、笑い以上のものを求めていたからだろう。サガはとっても可愛らしいし、村の自然はすばらしく、村人も個性的で面白かった。しかし、それ以上のものはなかったのが不満。

「チャイニーズ・ゴースト・ストーリ」

80点。すばらしい!これだけのテンポのある展開で、アクション、ラブ・ストーリー、ホラー、スラップスティックを盛り込んだのは見事。ますます面白くなる香港映画。ツイ・ハークの今後に期待。

「都会のアリス」

73点。最初、ちょっと退屈したものの、感情移入するにしたがって面白くなっていった。全体的には、盛り上りに欠けると思う。

「さよなら子供たち」

73点。ナチのユダヤ迫害は多くの映画になっているが、子供の日常的な視点からみることによって、かえって迫力がでている。純真な子供が、ユダヤ人の迫害を少しづつ知っていく過程の表現から、差別の本質的な恐ろしさを感じる。

「シニカル・ヒステリー・アワー」

70点。久保キリコのファンであるので、充分楽しめた。ツネコの声には違和感を感じた以外は満足。

「ペーパーファミリー」

70点。両親を離縁するという設定は面白いものがあったが、ストーリは意外に平凡だった。離婚家庭が多いアメリカでは、また違う視点で観て面白いのかもしれない。サクセス・ストーリにたいする皮肉な視点は面白い。

「八月の鯨」

77点。日常をたんたんとした視点でとっているが、それが充分なドラマになっているのが実に面白かった。19世紀生まれの女優という存在感もすごい。

「ビーバップ・ハイスクール完結編」

75点。シリーズ中の傑作。これだけ面白ければ、もっと続けて欲しいのだけど残念。これで終りかと思うと、一人一人のキャラクターがもったいなく思えてしまった。しかし、ラストのセットは予算不足だとしても、なさけない…

「恋子の毎日」

40点。「この胸のときめきを」の和泉監督だということで期待していったが、まったくのはずれだった。観るべきところがほとんどない映画。基本的にヤクザものは嫌いだが、それを差し引いても、つまらないと思う。

「ザ・コップ」

63点。つまらなかった。刑事モノとして、この映画の存在価値はどこにあるのだろうか?閉館する新宿ロマン、最後の上映だったら、もっと面白いのをやって欲しかった。イントロの数分、画面がまっくらで電話の声の部分だけが面白かった。

「ふしぎなベイビー」

50点。アイドル映画としては観てしまえば、特に文句をつける部分もなく、無難にまとまっている。ただし、諸星の声だけで10点ぐらいマイナスしてしまった。

「…これから物語」

70点。設定も新鮮だし、よくできていると思う。内海、大沢の二人の演技も悪くはなかった。「ふたりぼっち」の榎戸監督だということで、ちょっと期待していたので、まずまずの満足。

「シエスタ」

75点。この映画について多く語ることは、この映画の面白さを半減することになるので避けたい。かなりの中だるみがあるが、私は気にいっている。

「ウォーカー」

77点。真面目な歴史ものと思いきや、アレックス・コックスはそんな直球は投げてはこなかった。歴史上の人物を使いながら、アメリカの外政干渉を批判するとは、みごとな変化球。それを、クレジットのバックで明白にするとは、さらに細かい芸。

「ガラスの中の少女」

65点。ラストの飛行場のシーンでは、思わず笑ってしまった。涙を誘うシーンで笑いをとってはいけない。普通はそれだけで映画を台無しにするが、台無しにされるほどの面白い部分はなかった。

「悲しい色やねん」

71点。ラストは、もっと違い作り方だったら、ずっと納得がいった映画になったと思う。設定、映像、演技がよかった分、残念。

「星の王子ニューユークへいく」

73点。エディー・マーフィーにたよっていない割には、笑いがとれていた。結局、ニューヨークへ行く前までが一番おもしろかった。しかし、ラストは手抜きじゃないかなあ。

「ロジャーラビット」

80点。予告ではSFXにたよった映画だと思っていたが、テンポもいいし、キャラクターもよかったし、伏線のはりかたもよかった。アメリカらしい、いい映画だと思う。

「会社物語」

69点。クレイジーキャッツが、飲みながらジャズについて話しているシーンは絶品。あれは、演技ではなく、真実の重み。そういう部分がもっと活かされれば、ずっと面白い映画になっていただろう。市川準は数分のキャッチはうまいが、1時間半の間、観客を集中…

「ほんの5g」

63点。布川の演技は絶望的。富田靖子も活かされていない。777のパチンコ台をハッキングするシーンは、なかなか楽しめた。就職がないといいながら、豪勢なマンションにすむ学生に感情移入できるわけがない。

「フライトナイト2」

70点。私は1の方が面白かった。映像的には、ちょっと面白いところもあったが。バンパイアものとしての新鮮さがあまり感じられなかった。

「英雄モラント」

65点。大英帝国とオーストラリアの歴史的関係が詳しく判らなかったから、充分には楽しめなかった。史実としての重みはあるが、構成は単調な軍法会議であったので退屈だった。

「ヤングガン」

70点。登場するスターたちは、豪華なメンバーだけど、あまり活かされていない様な気がする。脇役の方がずっといい。インディアンはかっこよかった。ビリーの狂気がもっと前面にでていればよかったのに、その点で中途半端。

「怪盗ジゴマ・音楽編」

65点。歌も、アニメも面白かったのに、録音がよくなかったのか、よく聞こえなかった。それさえよければ、もっと楽しめたのに、残念。

「快盗ルビィ」

71点。和田誠監督。古いアメリカ映画のラブ・コメディを思い出させるような、日本ではめずらしいセンスのよい映画。真田の演技のすばらしさの割に、小泉今日子の魅力は70%ぐらいにしか感じられなかったのが残念。

「ファントム・オブ・パラダイス」

81点。何度観てもすばらしい。映画の面白さをふんだんに取り入れた傑作と言える。とっても悲しい映画なのだけど、やっぱり面白い。

「ドグラ・マグラ」

75点。鈴木清純の「チゴイネルワイゼン」、「陽炎座」や、寺山修司あたりを彷彿とさせる怪作。観ているうちの、自分の精神もおかしくなってきているのではないかと、ちょっと不安になってくるほどに、奇妙な世界にひきずりこまれた。

「TOKYO・POP」

72点。外人から観た日本を、さらに日本人が観るという不可思議さが妙にここちよかった。この映画をマンハッタンあたりで、回りが全部、外人の中で観るとさらに変な面白さがでるのでは?ただし、カルチャーギャップという点では、あたりまえすぎる事ばかりで…