電子竹林:Blog(アーカイブ)

電子竹林:Blogの2019/1/20までのアーカイブです、最新のものは→ https://zom-1.hatenablog.com

2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」

北村拓司監督、滝本竜彦原作(第5回角川小説大賞特別賞)。バイク事故で死んだ能登(三浦春馬)を思い自己嫌悪な毎日を過ごす山本陽介(市原隼人)、彼の目の前に、不死身のチェーンソー男と戦うの制服姿の美少女、雪崎絵里(関めぐみ)が現れるが…。ちょいと面白い…

「ゴス展」

Art

横浜美術館。ヘンなネタの横美らしいけど、ちょっと突っ込み不足かなあ。"メメント・モリ"から、今の日本の事象としての"ゴス"の間は埋められていない感じ。リッキー・スワロー、Dr. ラクラ、束芋、イングリッド・ムワンギ・ロバート・ヒュッター、ピュ〜ぴ…

「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」-Sweeney Todd:The Demon Barber of Fleets Street-

ティム・バートン監督、スティーヴン・ソンドハイム作詞作曲。19世紀のロンドン、ターピン判事(アラン・リックマン)に無実の罪で捕らえられ妻も娘ジョアンナも奪われた男ベンジャミン・バーカーが15年後に脱獄、スウィーニー・トッド(ジョニー・デップ)と名…

「田中宥久子の体整形マッサージ」

田中宥久子。造顔マッサージ(id:zom-1:20070910#p2)の二匹目のどじょう、中身は薄い。 http://www.amazon.co.jp/dp/4062137771/

「死ぬまでにしたい101のアラ技」- 101 Things To Do Before You Die -

リチャード・ホーン。共感で出来るほどじゃないし、笑えるほどブッとんでもいない。あんまり面白くなかった。ベストセラーを書く、楽器をマスター、素手で魚を捕まる、パブかバーでみんなにおごる、辞書にのる言葉を作る、ギネスブックに載る、オーロラを見…

「解体新ショー」

TV

(memo:視認の合間にまばたきする→聴覚の認識の合間にもまばたきする→まばたき(瞬目)は認識の切れ目?、福岡県立大学 福田恭介)(memo:ミュラー・リヤー錯視(矢)は建築などの角と奥行き/距離の認知から→ドーム型住居の一部民族では起きない、まだ仮説では?、立…

「SS エスエス」

小林義則監督、十川誠志脚本、東本昌平原作。WRC直前の事故で夢を断たれ、今は自動車修理工場で働くダイブツ(哀川翔)も工場は倒産寸前。ダイブツはボーナス代わりに社長にもらった幻のグループBラリーマシン、三菱スタリオン4WDで箱根レインボーラインのタ…

「シルク」-Silk-

フランソワ・ジラール監督、アレッサンドロ・バリッコ原作「絹」(未読)、坂本龍一音楽。1860年代フランス、戦地から戻ったエルヴェ(マイケル・ピット)は製糸業を営むヴァルダヴューの頼みで、蚕卵を入手するためアフリカへ向かう。やがてエレーヌ(キーラ・ナ…

「28週後…」- 28 Weeks Later-

ファン・カルロス・フレスナディージョ監督。感染すると瞬時に凶暴性を持つレイジ・ウィルスは28日間で英国に蔓延、ドン(ロバート・カーライル)とその妻たちが隠れ住んでいた家もやがて襲われる。28週後、米国を中心とするNATO軍の元で復興が進み、ドンは難…

「アース」-Earth-

アラステア・フォザーギル/マーク・リンフィールド監督、渡辺謙ナレーション。地球上の生命のドキュメンタリー、北極熊の親子、水を求め大移動する象の群れ、赤道付近から南極へ旅するザトウクジラの親子などなど…。「ディープ・ブルー」、「プラネット・ア…

「メディア・バイアス〜あやしい健康情報とニセ科学」

松永和紀。健康番組、フードファディズム、添加物バッシング、自然志向の罠、嘘つき科学者などなど。メディア・バイアスとはメディアによる情報の取捨選択の歪みの事。実例による個別批判になって大局的な所が見えてこないのが難と言えば難。視聴率をあげた…

「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」

林總。アパレル会社「ハンナ」のデザイナーとなって5年の矢吹由紀は、父の急逝により新社長に選任される。さっそくメインバンクから追加融資も断られ、由紀は同じマンションに住む公認会計士の安曇氏に相談する事になる…。小説仕立てで会社経営における会計…

「山下バッティングセンター」

曽我部敦史。大学生になって三回目の夏休み、元高校球児のオレとオーシマは都市伝説サイトで知ったF県のリアルなバッティングセンターを目指す事になった…。第2回ダ・ヴィンチ文学賞優秀賞受賞作。設定自体は面白いと思ったが、なんとも消化不足。勢いはあ…

「銀色のシーズン」

羽住英一郎監督、坂東堅治脚本。モーグルの町、桃山町営スキー場で"雪山のなんでも屋"をやっている城山銀(瑛太)、小鳩祐治(玉山鉄二)、神沼次郎(青木崇高)は町の嫌われ者。ある日、町復興の秘策であるホワイトウェディング第一号の花嫁、綾瀬七海(田中麗奈)…

「MAGNUM PHOTOSマグナム・フォト 世界を変える写真家たち」

東京都写真美術館。2007年で創立60周年の写真家集団マグナム・フォト、マーティン・パー、コスタ・マノスなど中心会員16人のインタビュー、年次会、支社内部などのドキュメンタリー…。興味ある人にはなかなか面白い内容。マーティン・パーの入会が反対されて…

「俺たちフィギュアスケーター」- Blades of Glory -

ウィル・スペック/ジョシュ・ゴードン監督。マッチョな演出のマイケルズ(ウィル・フェレル)と繊細な演技のマッケルロイ(ジョン・へダー)の二人のフィギュアスケーターは犬猿の仲。乱闘の末に男子シングル部門から永久追放されるが、男同士が組んでペア部門で…

2007年個人的 日本映画ベスト10、ワースト5

● 日本映画ベスト10 1.「天然コケッコー」原作への思い入れもありますが… id:zom-1:20070814#p1 2.「アヒルと鴨のコインロッカー」見事な映像化 id:zom-1:20070627#p1 3.「鉄コン筋クリート」新鮮な映像感覚 id:zom-1:20070105#p1 4.「夕凪の街 桜の国」物語…

2007年個人的 外国映画ベスト10、ワースト5

● 外国映画ベスト10 1.「再会の街で」シンプルで丁寧なドラマ作り id:zom-1:20071229#p2 2.「題名のない子守唄」謎、そして感動 id:zom-1:20071012#p1 3.「ブラッド・ダイヤモンド」シリアスな物語を上手く見せる id:zom-1:20070518#p1 4.「バベル」構成の妙…

「ネットカフェ難民-ドキュメント「最底辺生活」」

川崎昌平。実家からネットカフェに居を移した25歳のニートによる体験記…。本人は東京芸大の修士卒。そもそも、ニート=Not in Education, Employment or Traininのという定義には当てはまらない。一ヶ月の経験で本を書いてるのでは、本当に苦労しているネット…

「できる人のノート術」

樋口健夫。アイデアマラソン(http://www.idea-marathon.net/)で有名な著者による、A5ノートの徹底的な利用術。PCでずっと仕事をする人がいるように、人それぞれのスタイルがあると思うのでここまで一般化するのも無理がある。著者の執念に近いようなノートの…

「自衛隊裏物語-みんなの知らない国防組織の真実」

後藤一信。総員24万人、日本最大の国家公務員組織実態を徹底取材。30年にわたり観察し続けてきた自衛隊ウォッチャーによるリアルレポート…だけど実体は単なるミリタリーオタク。自衛隊体験者じゃないのでリアルじゃないし伝聞ばかり。面白可笑しくはあるが、…

「こんな時、どうする?〜知っておくと違う現代人の危機回避」

Media View。テロリズム、爆弾、科学兵器、アウトブレイク、テロ、強盗、誘拐、監禁、ピッキング、巨大地震、台風、竜巻、ビル火災、放射能漏れ、水の事故、心臓発作、脳卒中、末期ガンなどなど。ちょっと検索すれば見つかる程度の浅い内容で平凡。ほとんど…

「鏡の法則」

野口嘉則。息子がいじめられて悩む主婦のA子が不思議なコンサルタントB氏に助けを求め解決していく実話とその解説…。これが大ヒットするとは。たった一つのサンプルを単純に一般化し、それに感動する安直さ。評価するほどの内容は無い。 http://www.amazon.c…

「ビジョナリー・ピープル」- Success Built to Last:Creating a Life that Matters-

ジェリー・ポラス、スチュワート・エメリー、マーク・トンプソン。時代の変革者へのインタビュー。ネルソン・マンデラ、ダライ・ラマ、ジミー・カーター、リチャード・ブランソン、ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、ヨーヨー・マ、U2のボノなどなど…。「…

「「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方」

駒崎弘樹。学生時代はIT企業ベンチャー経営者、その後NPOの道を選び東京の下町で「病児保育サービス」NPO法人フローレンスを始動する…。世界の社会起業家、「グラミンフォンという奇跡」(id:zom-1:20071217#p2)のバングラシッシュの起業家イクバル・カディー…

「となりのクレーマー〜「苦情を言う人」との交渉術」

関根眞一。1300件以上処理してきた苦情処理のプロ、元西武百貨店お客様相談室長の著者によるクレームの実態と処理の方法…。第三者としてのトホホ感な面白さは無いし、当事者としては当たり前な話ばかりで役には立ちそうもない。そもそも、西武百貨店としては…

「17歳のための世界と日本の見方〜セイゴオ先生の人間文化講義」

松岡正剛。日本の文化、世界世界の文化の成り立ち、特に宗教や哲学を大局的に捉え、再構築して説明する。帝塚山学院大学での講義が元になっているが平易で分かりやすい内容。このような講義が聞ける学生はなんと幸福な事か。(memo:プロクセミックス=文化感覚…

「奇術師の密室」- - Richard Matheson

リチャード マシスン。「偉大なるデラコート」と呼ばれた奇術師は現在では植物状態。奇術道具が納められたマジックルームで車椅子に乗り、動かせるのは目だけ。そこに息子マックスの妻とその弟がよからぬ事を企て、さらに現れたマネージャーも怪しい…。映画…

「晴れ着で回転回LIVE!」

東京都写真美術館。屋代敏博(http://www.kaitenkai.com/)による、一般人を集めての「回転回LIVE!」、ジョエル・ロブションの前で撮影。「回転回」とは技術的に言えば人間がクルクル回っているのをスローシャッターで撮るだけなんだけど、効果はなかなか面白…

「日本の新進作家Vol.6 スティル/アライヴ」

東京都写真美術館。伊瀬聖子「Swimming in Qualia(スイミング・イン・クオリア)」、屋代敏博「回転回LIVE」、大橋仁「SEA」、田中功起「家がガーデン・テーブルになり、瓶ビールの消息がわかり、バンドが演奏するとき」の四人。純粋に写真家なのは大橋仁のみ…