電子竹林:Blog(アーカイブ)

電子竹林:Blogの2019/1/20までのアーカイブです、最新のものは→ https://zom-1.hatenablog.com

1990-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「スペース・ミューティニー」

30点。すごーくつまらない。もう死滅してしまったかと思っていたヒーロ像。ストーリはそれにも増して陳腐だ。

「私の20世紀」

50点。19世紀末から20世紀初め、別々に育てられた双子の物語だが、その辺の印象が実に弱い。エジソンの電球のショーが奇麗なコトが一番印象にある。

「ワーロック」

76点。期待していなかったので、思いのほかに面白かった。17世紀から現代へタイムワープする魔術の戦い。主役、悪役、巻き込まれるヒロインも、それぞれキャラクタが個性的で面白い。ストーリもテンポよく展開して、ラストまでノリノリで観れる。

「ロッキー5」

70点。ラストの対決がどうなるか、というのだけ興味深かったけど、こうきたか。最初のロッキーの純粋な戦いを再現したいのだろうが、あまり納得できない。シリーズ完結だから、もういいや。

「ロザリンとライオン」

71点。映像はすばらしい所が随所にあったが、ストーリはあまり好きでない。

「ローズ家の戦争」

56点。つまらない。過激ならもっと過激な離婚戦争でよかったのに。マイケル・ダグラス、キャスリーン・ターナーともに、まるで学芸会だし、ラストのひどさはなんだこりゃ!

「レッド・オクトーバーを追え」

77点。原作の緊迫感あるストーリが、うまく映像化されていると思う。ショーン・コネリーはいい雰囲気を出していたが、演出的には亡命の動機が描写不足だった。水中のシーンはイマイチの迫力不足。潜水艦同志、音の探り合いを描き切れているとは思えない。

「ラ・ファミリア」

76点。三世代という長い時間の中、家の中だけという限られた空間だけで進行するドラマ。そこに展開する人々のドラマの躍動感のすばらしさ。また、家の中からみた世界の歴史も面白い。ラストの家の静寂さがすばらしい余韻を残していた。

「ヤングガン2」

65点。退屈だった。西部時代の終りと、ビリー・ザ・キッドの重ね合わせ方が失敗していると思う。ギャレットの追跡劇も面白くなかった。

「みんな元気」

71点。まるでイタリア版「東京物語」。家族主義のイタリアだから、ドラマとしては余計に面白く感じる。感動的ではあるのだけど、「ニュー・シネマ・パラダイス」と違って、鼻につく、ちょっと臭い部分が多かった。

「ミュージック・ボックス」

76点。ラストの“ミュージック・ボックス”のシーンでこの映画はすごく恐いと思った。ここまで謎を引っ張って来た演出は素晴らしい。主演、ジェシカ・ラングがよかった。

「ミディアン」

70点。地下に潜む魔族たちがメインだが、あまりにクローネン・バーグの印象が強すぎて周りが霞んでしまった。あの不気味なマスク姿は、一度見たら目に焼き付いて離れない。是非ともシリーズ化して欲しいほどのキャラクタ。

「ミスティック・ピザ」

72点。ピザ屋で働く、3人の娘の恋がそれぞれ個性的に描かれていて面白い。中でも、ジュリア・ロバーツが一番印象的。ロバーツの中では一番好きな映画。

「ミクロキッズ」

69点。往年のディズニーのコミカルな珍発明モノを期待していたのだけど、つまらなかった。それなりに出来ていて、これと言って悪い所はないのだけど、誉める場所も見つからない。ドキドキする部分がまるでない。

「マパンツラ」

70点。政府の検閲対策のためにB級ギャング映画の仕立てになっている。その事実が、南アフリカの人種差別の現状をさらに強く訴える。単なるチンピラの意識がだんだんと変化するところが実に巧み。

「マグノリアの花たち」

65点。ハリウッドの名女優をふんだんに使っているけど、逆にポイントが不明確になってしまっている。田舎町の雰囲気は出ていてよかったが。ジュリア・ロバーツだけ、ちょっとよかった。

「ヘビー・ペッティング」

73点。ヘビー・ペッティングという話題だけど、昔のアメリカのティーン・エイジャーの風俗や意識を知る面白さが強い。“ロックンロールが悪魔”と言われた時代を実際に感じる事ができた。「アトミック・カフェ」など、こういう企画ものは好き。

「ベイビー・トーク」

58点。退屈だった。コメディにもラブストーリにも中途半端。赤ちゃんの表情だけで、“かわいい、かわいい”というのでは、芸がなさすぎると思う。発想を大事に、丁寧につくれば面白くなったかもしれないのに。

「風櫃の少年」

73点。田舎の離島と都会の高雄、共にその生活にリアリティがあり、主人公たちを生き生きと描写している。純朴な役がホントに純朴そうに出ているのは貴重。ラストはちょっと物悲しい。

「ブレイズ」

70点。ストリッパーに恋する65歳のルイジアナ知事を演じるポール・ニューマンが思いの他にはまり役だった。男の純真さがうまく出ていたのがよかった。しかし、昔の政治はおおらかだった…。

「プリティ・ウーマン」

74点。観た直後は感動したけど、後々考えると、これは女性差別的な気がする。確かに、シンデレラ映画としてはよく出来ているけど、ロバーツ役の主体があまりに受動的過ぎる。またロバーツは、この映画のイメージが強すぎて、今後が心配。音楽はいい。

「プランサー」

75点。すごく面白く、子供にも大人にもいいクリスマス映画に仕上がっている。少女にとって、プランサーを信じる事は、母親がいる天国を信じる事につながっている。その設定がとてもよい。最後の最後まで謎をひっぱるところも、逆に夢があっていい。ほのぼの…

「ハマースミスの6日間」

55点。男はシカゴのギャングを気取り、女はハリウッドの女優を気取る。想像のキャラクタにのめり込んでいき、犯罪に走るのだけど、その過程がまったく納得できる描写になっていない。誰にも感情移入できずに、ストーリが上滑りするだけ。

「フォード・フェアレーンの冒険」

70点。悲惨な興行成績だったみたいだが、実は気に入っている。音楽業界専門の探偵というバカらしさがよい。主人公のイヤらしいスタイルも、ストーリや音楽に合っていると思う。

「フィールド・オブ・ドリームス」

75点。登場人物それぞれがよく、ストーリも感動的だった。ラストは明確に描かずに、余韻を持ったほうがよかった。しかし、一体、あの畑の向こうには何があるのか、気になるなー。

「100人の子供たちが列車を待っている」

77点。映画を観た事もないチリの貧しい子供たちに、映画の歴史や撮影方法を教える教室。その子供たちの純粋さが素晴らしく、また内容の高度さにも驚く。映画を観たり作る喜びを、ピュアな形で見せてくれる。映画に馴染すぎた身にとって、映画を観ることを新…

「バード・オン・ワイヤー」

71点。証人保護の映画は最近多いが、忘れられずにいる死んだ恋人との再会という設定が面白い。ゴールディ・ホーンのオーバー・アクションが映画のコメディ色を強くしているが、成功していると思う。

「ネイビー・シールズ」

55点。ネイビー・シールズと言えば、「アビス」に出てきた特殊部隊。それだけの興味で観たがつまらなかった。中東まで出かけて行って、テロリストと戦争してくる、アメリカの正義はホントに一面的だという印象しか残らない。

「冬冬の夏休み」

81点。すばらしくよかった。侯孝賢の映画は、いつも子供時代の風景に重なるが、この映画は特にそれが強く、一つ一つのエピソードが身近に感じられた。街の風景、家の中の様子、家族、それぞれが印象的ですばらしい。

「ドン・サバティーニ」

70点。マーロン・ブランド演じるコルレオーネのパロディも、それほどコメディとしての効果はない。ラストも全然、どんでんがえしになっていないし、つまらない。