電子竹林:Blog(アーカイブ)

電子竹林:Blogの2019/1/20までのアーカイブです、最新のものは→ https://zom-1.hatenablog.com

2003-01-01から1年間の記事一覧

「呪怨2」

1と同じ、怖がらせはしているが物語が無いので、映画としての深みがまるで感じられない。これが清水崇のセンスなのかもしれないが、イマイチ理解出来ない。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000BZ4J0/qid=1084079312/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-2…

「シモーヌ」- Simone -

CGで作られた完璧な女優という設定が面白く、「ガタカ」監督、「トゥルーマン・ショー」脚本のアンドリュー・ニコルらしい社会性がある。またアル・パチーノのコメディアンとしての才能にも注目。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001Z30S8/249-…

「釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!」

朝原雄三監督はこのシリーズは初めて。やや手慣れてない部分もあり、笑いも盛り上がりも少ない。三宅裕司はいいが、高島礼子回りの扱いはイマイチ。 http://www.tsuribaka-movie.jp/

「トゥームレイダー2」

ララ・クラフトが終始、バタバタとアクションしているだけで詰まらない。ストーリの起伏も感じられず、映画としての深みが無い。1の方がずっと面白かった。「パンドラの箱」という設定はいいんだけど。ヤン・デ・ポンのアクションだけでひっぱるセンスが悪い…

「ドラゴン・へッド」

望月峯太郎の原作は好きなんだが、飯田譲治のまとめ方がイマイチで、物語が平坦な印象。特に後半の竜頭のあたりでも盛り上がらない。いかにも作り物という映像がチープさに輪をかけている。妻夫木聡は悪くは無いが、SAYAKAはキャーキャー叫ぶのが演技と思っ…

「ワイルドスピード×2」- 2 Fast 2 Furious -

カーアクションやメカの表現、音楽はいいが、1を越える所が感じられない。ちょっとパワーダウン。1もそうだがストーリがかなり粗い。エヴァ・メンデスのいかにもゴージャスな雰囲気はいいし、デヴォン青木(ロッキー青木の娘でモデル)が意外にいい味。 http:/…

「座頭市」

勝新太郎で完成されているものを、今更リメイクする意味がどうあるのか判らない。北野武のオリジナルの時代劇を作ればいいのに。ギャグも詰まらない。殺陣をほとんどカットで誤魔化しているが、逆に昔の時代劇の殺陣の上手さを実感させてくれた。 http://off…

「ターミネーター3」- Terminator 3:Rise of Machines -

まだ作るのって感じだが、物語は意外にしっかりしている。女性型ターミネータのT-Xがあまり魅力が無い。ラストは意外…かなり驚いた。4を本当に作りたいのだろうか?アーノルド・シュワルツェネッガーは疲れ過ぎて無理でしょ。 http://www.t3-jp.com/

「シティ・オブ・ゴッド」- City of God -

ブラジル・リオデジャネイロ郊外のスラム街、60〜70年代の少年たちの犯罪、暴力、逃げ場の無い閉塞感…。一見粗い様で計算されたスタイリッシュでテンポのいい映像が素晴らしい。フェルナンド・メイレレスの名前は記憶しておかねば。 http://www.cityofgod.jp/

「天使の牙B.T.A.」

西村了監督。大沢在昌の原作は売れた割には、あまり面白いと思わなかった。この映画はさらに詰まらない。ディティールがまるで練られていないので、観ていてイライラする。いかにもスタイリッシュという映像も独りよがり。大沢たかお、佐田真由美はそれほど…

「ファム・ファタール」- Femme Fatale -

カンヌ映画祭の会場から385カラット、1000万ドルの宝石を盗んだ強奪犯ロールは仲間を裏切り逃げるが老夫婦にリリーという女性に間違われる…。ストーリがどう動いていくか判らないまま、引き込まれていく技術はさすがにブライアン・デ・パルマ。ラストも賛否…

「コンフェッション」- Confessions of a Dangerous Mind -

ジョージ・クルーニ初監督+出演、サム・ロックウェル、ジュリア・ロバーツ、ドリュー・バリモアと役者は豪華。設定も昼間は敏腕プロデューサ、CIAの殺し屋と面白そうなのだけど、どうもパっとしない仕上がりになった。テンポも悪く、印象的なシーンも無いし…

「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レンボーブリッジを封鎖せよ!」

1は結構好きだし、ヒットする理由も判るんだけど、今回のはメチャつまらない。事件が大きそうで実はチンケだし、真矢みき演じる警視正もあまりにステレオタイプ。封鎖って何?もっとお台場という舞台を活かせなかったのだろうか?織田裕二はバタバタと走り回っ…

「「バトルロワイヤル2 鎮魂歌」

深作欣二・深作健太監督。前作も好きじゃないが、ここまで詰まらなくは無かった。かなりひどい。深作欣二もこんな映画を遺作という事にされてしまって可哀想。 http://br-new.jp/index.html

「ハルク」 - Hulk -

アン・リー監督。単純に娯楽として楽しめばそれなりに楽しめる。TVの「超人ハルク」と比較してしまうと、余りに強すぎ、話が壮大でちょっと違和感を感じる。もうちょっと練りが必要、消化不足。CGもちょっと違和感あり。アメリカンコミックを意識したという…

「茄子 アンダルシアの夏」

「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」の作画監督で、劇場用は初監督(+脚本)の高坂希太郎。ほとんど期待はしてなかったが、これは意外な面白さ、拾いモノ。元恋人と兄の結婚式当日のレースに出るペペ。アンダルシアの乾いた空気や日差しを感じる描写力が素晴ら…

「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」- Charlies Angels Full Throttle -

そもそも映画として成立しているのか疑問。どう見ても、キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューのコスプレ・ビデオクリップの寄せ集めにしか見えない。各場面はちゃんと作られているのに、全体ではまるで物語になっていない。デミ・ム…

「恋愛寫眞 Collage of our Life」

堤幸彦監督。先入観はあるけど、広末涼子、松田龍平は許せる線のギリギリのいやらしげな演技。それでも日本が舞台の部分ではいいが、NYに渡ると悪い面ばかりが目立つ。小池栄子のラストはひどい、もうちょっとスッキリ終わらせられたと思うが。映像の質感が…

「アンダー・サスピション」- Under Suspicion -

スティーヴン・ホプキンス監督。プエルトリコで起きた連続少女レイプ殺人事件、容疑者は街の有力者ヘンリー・ハースト弁護士(ジーン・ハックマン)、その若い妻シャンタル(モニカ・ベルッチ)、警察署長ビクター・ベネゼー(モーガン・フリーマン)…。サスペンス…

「北京ヴァイオリン」

陳凱歌(チェン・カイコー)監督なら、当然の面白いと期待していたが、「子供たちの王様」の時代の様な純朴で素直なのに逆に驚いた。市井の人々の、日常の中の感動だった。最近の陳凱歌では一番いい。変わり行く北京の中の古い町並みもいい。 http://www.cqn.c…

「シカゴ」- Chicago -

ロブ・マーシャル監督。舞台ミュージカルの映画化。妄想と現実の交錯をミュージカルで表現するのが面白い。ストーリ展開にはひっかかる物があるが、ミュージカルとしての面白さ、さらに舞台の映画化の上手さは冴えている。レニー・ゼルウィガー(心配だった…

「メラニーは行く!」- Sweet Home Alabama -

アンディ・テナント監督。NYのファッションデザインナーのメラニー(リース・ウィンザースプーン)の恋人はNY市長の息子、プロポーズを受けたメラニーだが実は故郷アラバマで高校時代に結婚していた…。設定がなかなか楽しいし、それを演じるリース・ウィンザー…

「トゥー・ウィークス・ノーティス」- Two Weeks Notice -

リッチ&ハンサムの不動産業ジョージ(ヒュー・グラント)、環境保護運動の弁護士ルーシー(サンドラ・ブロック)のラブ・ストーリ。設定に派手さもなく、ヒネリもなく、それでいて無理で不自然な感じが漂う…退屈はしないものの後に何も残らない。 http://www.wa…

「サラマンダー」- Reign of Fire -

ロブ・ボウマン監督。ロンドンの地下鉄で発見された巨大竜サラマンダーが世界を滅ぼす…っていう設定はなかなか面白いし、サラマンダーの映像の作り方も迫力十分で怖い、「マッド・マックス」的な荒廃した世界の描き方もいい。しかし中だるみが激しく、中盤か…

「8Mile」- 8 Mile -

カーティス・ハンソン監督。物語の展開は単純であるが、生きる世界の閉塞感、そこから脱出したいともがく姿の描き方が上手い。エミネムの演技は、繊細で自然。面白かった。ラップの対決は音楽的なものよりは、アドリブのリリック対決で判りにくいかもしれな…

「コーリング」- Dragonfly -

トム・シャドヤック監督。医師のジョーの妻エミリーがベネズエラで事故死する、その後ジョーの回りで起きる怪奇現象…。単純ラブ・ストーリだと思いきや、ホラー、いやサスペンスと判らないうちに、ラストへ突入。感動のシーンのはずだけど、予測範囲の事で最…

「X-MEN 2」- X-MEN 2 -

ブライアン・シンガー監督。全体に雑な部分もあるが、娯楽としては楽しめる。今回はミスティークの巧みな脱走計画、頭の良さに驚嘆。逆にサイクロプスは情けないし、プロフェッサーは危うく人類皆殺し(^^;)…。マグニートよりよっぼど危険だぞ。 http://www.f…

「メイド・イン・マンハッタン」 - Maid in Manhattan -

ウェイン・ワン監督。客室係と大統領候補のシンデレラ的ラブ・ストーリ。設定的には「プリティ・ウーマン」なんかよりは納得出来るんだけど、イマイチ面白く無いのは、レイフ・ファインズの魅力の無さか。ジェニファー・ロペスは、客室係も上流階級も似合う…

「エニグマ」- Enigma -

マイケル・アプテッド監督、バート・ハリス「暗号機エニグマへの挑戦」が原作。娯楽性を高めるために恋愛、スパイ、サスペンスの色合いを強くし、逆に焦点がボケて失敗している。もっと暗号解読という点で勝負してもよかったと思うが。設定として悪くは無い…

「ダブル・ビジョン」- Double Vision -

チェン・クォフー脚本監督。予告編の面白さに期待大だったが…。FBIのプロファイラー、アジアンなホラー、えん魔大王による5つの地獄(氷/火炎/腹裂き/心臓抜き/舌抜き地獄)、二つづつの瞳孔を持つ超人…なんか面白い設定なのに、結果的にはどれも詰まらなく…