電子竹林:Blog(アーカイブ)

電子竹林:Blogの2019/1/20までのアーカイブです、最新のものは→ https://zom-1.hatenablog.com

「アーティストファイル2008-現代の作家たち」

国立新美術館。セルフポートレートなどのエリナ・ブロテルス、浮遊するバルーンの市川武史、野遊びする子供達の写真のポリクセニ・パパペトルー、シャーペンの超細密画(凄い!)の佐伯洋江、暗闇の六面ビデオ・インスタレーションさわひらき、「西洋料理山猫軒」ビデオなどの白井美穂、巨大バルーンの祐成政徳、布に刺繍手法の竹村京。半分はどこがいいの?、と思わせるものだった。一番良かったのは、さわひあきのビデオ、一番奥の椅子で全貌を見ると時間を越えた不思議な感覚。佐伯洋江のアジア感覚も面白い。
http://www.nact.jp/exhibition_special/2007/artistfile2008/index.html

「モディリアーニ展」

国立新美術館。20世紀初頭パリ・モンパルナス、エコール・ド・パリを代表する画家アメデオ・モディリアーニ(1884-1920)の全容。アフリカや東南アジアの原始美術に強く影響され(ピカソもそうだった、パリ・ピカソ美術館にはアフリカ美術のコレクションが多数あった)、初期の「カリアティッド」の作品群から独自の様式を確立していく様子が明確に読み取れる。ちょうど一年前には「モディリアーニと妻ジャンヌの物語展」(id:zom-1:20070528#p1)があったばかりで、何故またモディリアーニ?、と最初思ったが予想より面白かった。やはり「…ジャンヌの物語展」がマダム向けの物語性重視だったからかなあ。
http://modi2008.jp/html/index.html