電子竹林:Blog(アーカイブ)

電子竹林:Blogの2019/1/20までのアーカイブです、最新のものは→ https://zom-1.hatenablog.com

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」- Extremely Loud and Incredibly Close -

ティーブン・ダルドリー監督、ジョナサン・サフラン・フォア原作。NYに住む9歳のオスカーは一年前の同時多発テロ事件で宝石商だった父(トム・ハンクス)を失くし、母(サンドラ・ブロック)と二人暮らし。ある時、父の遺品の青い花瓶から"Black" と書かれた封筒に入った鍵を見つけ、父の残した謎を解明するためにBlack姓の人を訪ね歩くが…。原作未読。不思議な構成と予測出来ない展開で、人によって好き嫌いはかなりあると思うけど個人的には好き。アスペルガーっぽい拘り方のオスカーの考え方が面白くて、素直に受け入れられ共感出来る。祖母の間借り人の使い方も上手いと思った。あっちこっちに話が展開するので理解出来ない部分もあるんだけど、そこは多分、原作イメージをそのままにしているんだと思う。
http://wwws.warnerbros.co.jp/extremelyloudandincrediblyclose/

「アフロ田中」

松居大悟監督(初)、西田征史脚本、のりつけ雅春原作「上京アフロ田中」。ノリで高校を中退し、東京でトンネル工事をする田中広(松田翔太)の元に結婚式の招待状が届く。大沢(堤下敦)、岡本(田中圭)たちと友人の結婚式には恋人を連れて行くと約束した田中は、急遽、彼女を作る計画を立てる。そんな時、田中のアパートの隣に加藤亜矢(佐々木希)が引っ越してくるが…。劇団ゴジゲン主宰の松居大悟が初監督。原作、ほんの少し読んだ事があるぐらい。独白による展開も演劇的な演出なのかな。チープな所は多いけど、笑いの取り方はかなり上手い。松田翔太が上手くハマっている。最後には上手くまとめて感動的にしている。松田龍平主演の「恋の門」もコミック原作、劇団主宰の初監督と共通項があるな、と思った。
http://afrotanaka-movie.jp/