電子竹林:Blog(アーカイブ)

電子竹林:Blogの2019/1/20までのアーカイブです、最新のものは→ https://zom-1.hatenablog.com

「聖の青春」

森義隆監督、向井康介脚本、大崎善原作。村山聖(松山ケンイチ)は入退院を繰り返す中で将棋にのめり込み、15歳で森信雄(リリー・フランキー)に師事、名人を目指し10年後に上京。同世代の羽生善治(東出昌大)に激しいライバル心を抱くが、癌であることが判明する…。原作未読、藤原竜也のドラマ版も未見。29歳で夭折した棋士で「3月のライオン」の二海堂のモデル。羽生善治との対決あたりが主軸となっているが、その緊張感などなかなか見せてくれる。体重増やして役作りした松山ケンイチもいいが、東出昌大の羽生の真似演技もかなりいい。難病モノに傾かないで、あくまでも勝負師モノとして描いているのも好感が持てる。脇役となる染谷将太柄本時生も味があったし、「いたずらなKiss」などの少女漫画の使い方も時代感覚が出ていた。
http://satoshi-movie.jp

「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」-Fantastic Beasts and Where to Find Them-

デヴィッド・イェーツ監督、J.K.ローリング脚本原作。1926年、魔法動物の調査と保護のためニューヨークに降り立った魔法動物学者ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)、その頃、米国では闇の魔法使いグリンデンバルドの脅威があった。スキャマンダーは魔法動物が詰め込まれたトランクをパン屋を夢見るジェイコブのものと取り違え、元闇払いティナ(キャサリン・ウォーターストン)、さらにその妹クイニー(アリソン・スドル)を巻き込んでいくが…。ハリー・ポッターの番外編で60年前の話になるが、キャラも映像いいし物語も広がりがある。焼き直し感はかなりあるが。対象となる年齢層は上な気がするが、まあ読者も成長しているのでこのくらいがちょうどいいのかもしれない。シリーズ化は決定しているようで、期待は出来る感じはする。アリソン・スドルって見たことないと思ったけど、歌手なんだ。
http://fantasticbeasts.jp