電子竹林:Blog(アーカイブ)

電子竹林:Blogの2019/1/20までのアーカイブです、最新のものは→ https://zom-1.hatenablog.com

「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」-War for the Planet of the Apes-

マット・リーブス監督。シーザー(アンディ・サーキス)は猿たちを率いて森の奥に身を潜めていたが、大佐(ウッディ・ハレルソン)たち部隊の奇襲により家族を失う。猿たちは新天地へ向かうが、シーザーはモーリス(カリン・コノバル)たち仲間と大佐への復讐へ向かう。そして、口のきけない少女ノバ(アミア・ミラー)やバッド・エイプ(スティーブ・ザーン)たちと出会うが…。前作「…新世紀ライジング」(id:zom-1:20140915#p1)も良かったけどさらに面白くなっている印象。戦い、復讐の意味を問う全体の展開もうまい。真珠の耳飾りの少女みたいなノバの愛らしさや、バッドエイプのキャラのアクセントも楽しい。猿が人間以上に表情があるのって不思議な感覚。コーネリアは1968年「悪の惑星」のコーネリアスの祖先になるのだろうか。
http://www.foxmovies.jp/saruwaku-g/

「ナラタージュ」

行定勲監督、島本理生原作。大学生の工藤泉(有村架純)は高校時代の演劇部の顧問・葉山(松本潤)からの依頼で後輩の文化祭の舞台を、同級の志緒(大西礼芳)、黒川(古舘佑太郎)、その友人・小野坂口健太郎)たちと手伝うことになる。かつて泉は学校に馴染めなかった自分を助けてくれた葉山に思いを寄せていたが…。原作は2006年「この恋愛小説がすごい」第1位らしいけど未読。恋愛モノとしては行定勲の繊細な心理描写なトコはいいのだけど、松本潤有村架純がそれにイマイチ応えられてない感じ。坂口健太郎は今までの役柄からちょっと外れていて面白かったけど、全体にモチーフとなる映画や演劇はあんまり生かされてないのは残念
http://narratage.com/