電子竹林:Blog(アーカイブ)

電子竹林:Blogの2019/1/20までのアーカイブです、最新のものは→ https://zom-1.hatenablog.com

1988-01-01から1年間の記事一覧

「トットチャンネル」

70点。これは、斉藤由貴100%の映画だと思う。「恋する女たち」では、斉藤由貴は50%ぐらいの力しかでていなかった。

「ダブル・ボーダー」

40点。アクションを楽しむ以前に、一方的暴力に嫌気がさした。

「竹取物語」

8点。日本の古典文学をこれほど汚されて、文部省や文学者はなぜ怒らないのか?

「ダーティーダンシング」

56点。ダンス映画にはなっていない。これで恋愛映画とは言わせない。人種問題には、突っ込みが全然ない。暇つぶしにしかならない、存在価値がない映画。

「007/リビング・デイライツ」

72点。ティモシー・ダルトンの顔が、007に見えるようになれば、のめり込める映画ではないだろうか?007は、いつも期待を裏切らない。

「瀬戸内少年野球団2」

20点。前作を、みごとに汚している作品である。いったい、この様な映画の存在価値はどこにあるのか?

「青春かけおち篇」

80点。つかこうへいの映画の中では、最高の出来。話を大きくしていない分、きめの細かい作りになっている。日本映画、久々のおもいっきり笑える映画だった。

「スタン・バイ・ミー」

80点。子供にとっての冒険とは、例え小さな旅であっても一生忘れらない思い出になる。そんな当り前の事を思い出させる、すばらしい映画。

「スタートレック4」

55点。ご都合主義のストーリはTVならいいが、スクリーンの上では許せない。第1作の映画化は意味を持っていたが、シリーズが続くごとに映画としての意味は失われている。

「首都消失」

12点。見事な皮肉である。首都をおおった黒い雲は、日本映画界の将来の暗さを象徴しているのであろう…

「自由な女神たち」

59点。2本立てにふさわしい映画。つまらなくもないが、1本のパワーはない。

「サルバドル」

75点。ロバート・キャパを大好きな私としては、戦場カメラマンにおもいっきり感情移入してしまった。題材があまりにも新鮮なのが、返って恐怖でもある。ベトナム戦争映画と一味違った告発映画に仕上がっている。

「サクリファイス」

78点。面白いけど、眠たいのはさすがにタルコフスキー。火事のシーンの長回しでは、さすがに目がさめたけど。

「恋しくて」

71点。ハワード・ドゥイッチ監督、ジョン・ヒューズ脚本。現代アメリカ青春映画ともいえる、最近の作品はすべて、いいレベルをクリアしていると思う。これもその一つ。ラストの甘さを別にすれば、面白かった。

「ゴールデン・チャイルド」

68点。エディー・マーフィーの魅力0。スリル、サスペンス、アクション、コメディすべてに欠乏している映画。なんにも感じなかった。

「クロコダイル・ダンディ」

78点。アイデアだけでも、かなりの得点。それを丁寧につくりあげている映画だから、つまらない訳はない。

「キングの報酬」

70点。選挙の舞台裏は、なかなか見せてくれるけど、映画としては失格。引き込まれる物がなかった。リチャード・ギアのキャラクターの魅力が乏しいのでは?

「キャプテン・EO」

73点。2時間分ぐらいのストーリを、思いっきり圧縮したような展開はかえって快感。ダンサーのなかに、「ブレイクダンス」のブーガル・シュリンプ、ファルコンがいたのにはびっくり。

「火龍」

55点。退屈。歴史的価値しかないのでは?または、「ラスト・エンペラー」の参考映画としての価値のみ。

「オネアミスの翼」

73点。アニメの技術は、すばらしいの一言。ただし、人間の宇宙への憧憬といったテーマが、充分表現されているとは言えない。

「オーバー・ザ・トップ」

68点。”腕相撲”を”アーム・レスリング”といいかえても、やっぱり”腕相撲”だった。もっと、親子関係に的をしぼった方がいいのではないか?スタローンも、もっとこんな映画をつくればいいのに。

「ウォンテッド」

72点。バウアーの善玉役が楽しめた。ただ、アクション物としても平凡で、バウアーの存在感だけで持っていた映画ではないか?

「インナースペース」

52点。「ミクロの決死圏」にプラス・アルファのアイデアのはずであるが、面白くない。特に、中と外と交信というアイデアを、全然生かしきれていないのが問題。とにかく笑えなかった。

「愛しのロクサーヌ」

77点。アメリカの御家芸、ラブ・コメディの久しぶりの傑作。マーティンとハナの魅力も充分だし、最後にはあの鼻が普通に見えてしまうから不思議。

「アンタッチャブル」

84点。デ・パーマは、大作であっても、充分面白いものができるという証明だった。ショーン・コネリーの演技はみごと。デ・ニーロに負けない存在感を出していた。

「イーストウイックの魔女たち」

75点。”オンナ3人そろったら”というと、かしまし娘ではなく、「9時から5時まで」を思い出すけど、それを超える面白さ。悪魔より強い女達というのは、現実なのか風刺なのかも微妙な所。また、さりげないがすばらしいSFXは見事。

「愛は静けさの中に」

70点。むかし、手話をちょっと覚えた事もあるので、興味を持って観れた。恋愛ものとしては、イマイチだったが、やはり感動をよぶところはあった。

「上海」

亀井文夫監督。ドキュメンタリー60点。戦意高揚映画としてして作られたのもであるが、リアルな戦争の映像の奥底に反戦の色が見える。歴史的にも貴重な映画。

「スペースボール」

74点。メル・ブルックスのパロディものの中では、最高の出来では?笑いを「スター・ウォーズ」のパロディに頼らなかったのは正解。

「フランティック」

68点。スリルとサスペンスといいながら、あまりハラハラ、ドキドキしなかった。痛快なスピードの展開も、じわじわ迫る恐怖感もなかった。”まきこまれ型”のヒッチの作品をもっと研究するべき。ご都合主義なラストは後味が悪い。