電子竹林:Blog(アーカイブ)

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1989-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「コクーン2」

78点。これほど泣かされる映画だとは思ってなかった。場内ではすすり泣きが聞こえた。そればかりが印象的。

「エイリアン・ネイション」

70点。ドラッグ問題、移民問題を、未来のエイリアンに置き換えただけで、問題の解決にたいするアプローチがなかったのでかなり減点。もうちょっと、前向きな視点を期待していた。

「彼女が水着にきがえたら」

63点。柳の下に2匹目のどじょうはいなかった。興行的には成功したかも知れないが、ほとんど映画としての魅力はなかった。水中撮影は、確かに奇麗だったけが、単なるCM映画みたい。前回とちがって、原田智世以外のメンバーに魅力がなかった。

「花嫁はエイリアン」

70点。ネタはいいのだが、いまひとつのノリだった。キスの部分など長すぎるし、うまく使えていないエピソードも多い。オチもいかにもB級という感じで楽しめなかった。

「トーク・レディオ」

72点。全体にアメリカの狂気を感じてしまった。何が狂っているのか、はっきりとは判らないが。

「孫文」

67点。歴史の学問的価値はあったが、話は退屈だった。孫文は歴史のなかでは、ちょっと早く死にすぎてしまったからかもしれない。

「ワーキング・ガール」

77点。シガニー・ウイバーのいやらしい上司ぶりが彼女の雰囲気にあっていて印象的。スキーのシーンはみごとの一言。会社合併の話自体が、目新しいので面白かった。

「乙女座殺人事件」

71点。犯人像にまったく魅力がなかった。連続殺人事件において犯人像に魅力がないのは致命的では?だから、謎解きにもまったく興味が持てなかった。ただし、画家の存在だけは奇妙な魅力だった。

「黒い雨」

76点。風呂場のシーンでは、かなりのショックを受けてしまった。被爆直後の広島の風景にかなりの力が入っているようだが、まったくなくした方がずっと恐かったと思う。原爆の後々への人の影響がこの映画のメインであると思うが、どうなのだろうか?

「ザ・デプス」

70点。登場人物に面白みがかけているのが、致命的だった。ちょうど、「リバイアサン」と公開も重なってしまったのも不運。モンスターには、まったく面白みというか新鮮さがなかった。

「リバイアサン」

73点。まったくの海洋版「エイリアン」といった感じのストーリ。深海というシチュエーションが宇宙と同じ様な、単なる閉鎖的空間といった意味でしか使えていないところが、この映画の可能性を狭めている。嫌いではない映画だけど。

「ヘア・スプレー」

77点。ダンス映画、グラフィティものとしては、ちょっとはずれているけど、かなりおもしろかった。ただしアクが強いので、万人に勧められる映画じゃない。色んなステップが楽しかった。

「赤いコーリャン」

81点。すばらしい映画。この赤と緑の印象的な色彩が目に焼き付いている。ストーリーも印象的だし、テーマもしっかりしている。もっとメジャー公開して、沢山の人に観て欲しい映画。

「善人の条件」

69点。選挙運動のことなどまるで知らないから、そういう裏話としては面白かった。ちょうど、「マルサの女」における脱税、摘発の話などと同じように。しかし、ラストの方は、いささか偽善的なムードが鼻についた。選挙運動を手伝っていた学生の使い方が、ま…

「なまいきシャルロット」

77点。主人公の若さと魅力に圧倒される。また、ローティーンの感情の不安定感がうまくでていた。女の子なら誰でもある、一瞬の輝きをうまくとらえていたと思う。「アイコ16歳」で感じた輝きと曇りの同居を思い出させた映画。ちょっとしつこいが、曲もいい。

「子供たちの王様」

80点。タルコフスキーの様な、しっとりとしたすばらしい映像。この様な美しい映像で、文化大革命の総括を側面からやれるというのがすごい。この映画といい「芙蓉鎮」といい技術的にも、テーマ的にも、中国映画はすばらしいものが続々とでてきた。それだけに…

「ザ・フライ2」

72点。ほとんど意味がない映画だった。主人公の葛藤がほとんど感じられなかった。1を汚すような作品はやめて欲しい。

「上海ブルース」

80点。すばらしい!2回観たが、やはりいい。一回目はサリーイップの魅力で出来た映画だと思ったが、2回目ではディティールもちゃんとしているし、メロドラマとしてもすごい映画だと思った。この「上海之夜」という曲にも惚れ込んだ。

「せんせい」

63点。偽善的な香がして楽しめなかった。結局は大人のノスタルジー以外のなにものもなく、現実に対する逃避であり、解決策は何も提示してないと思う。子供はこれを観てどう思うのか聞いてみたい。

「モダーンズ」

72点。淡々としていて、盛り上がりに欠けていた。しかし、それが当時のパリの雰囲気を伝えているようで、嫌いではない。ヘミングウエイの存在が魅力的だったし、ラストも面白かった。

「死への逃避行」

70点。イザベラ・アジャーニの七変化というところばかりが印象にある。彼女の破滅的行動と、それを追う男の意味が不明瞭だったのは、私の見方が悪かったのか?この監督が「なまいきシャルロット」を撮ったというのも、なんか不思議。

「昼下がりの情事」

76点。ビリー・ワイルダーのすばらしい感性には、相変わらずうならされる。こんなシンプルで粋なラブストーリを、最近ではなんで作れなくなってしまったのだろうか?ラストは不満であるが、このハッピーエンドこそが、アメリカらしい楽観主義なのかな?二人…

「マイク・ザ・ウイザード」

75点。この映画の価値は、2分ぐらいの劇中映画にあるといっても過言ではない。この部分だけのために劇場に足を運んでも、絶対に損はない。ハリウッドの裏話も面白かった。

「冬物語」

57点。つまらない。魅力がなかった。宮崎万純の明るさが魅力的で、役にあっていたけど、それだけだった。原作は、それなりに面白いけど。「キスより簡単」やこれは、あまりにも安易に漫画を映画化していると思う。

「YAWARA!」

61点。個人的には、ちゃんとした柔道映画にして欲しかった。単なるできの悪いアイドル映画。浅香唯のファン以外には勧めたくない。原作は大好きなんだが。

「裸の銃を持つ男」

67点。おかしかった。でも、軽薄で、底があさかった。予告編の方がもっと笑えたような気もする。

「満月のくちづけ」

50点。悪いできだった。これで高原理恵の魅力がなければ−20したぐらい。ストーリにまったく魅力がない上に、恐くもないところが「スウィートホーム」と似ている。ラストは一体なんなんだ?

「バード」

70点。なにしろ長く、平坦な印象しか残らなかった。それぞれのライブシーンもよかったのだけど、何故こんなに悪い印象なのだろうか?とにかく、ストーリの盛り上がりで引っ張ってくれるものが欲しかった。

「愛は霧の中に」

69点。シガニーウイバーの狂気の雰囲気が、なかなかいい演技だったと思う。最後は「シルクウッド」の様な後味の悪さだった。つくりもののゴリラがほとんど見分けられなかったほどよくできていた。

「カルラ舞う」

65点。アニメとしは奇麗だったし、気にいっている。ストーリは、「帝都物語」あたりと同様に、昔ながらのオカルト趣味に、歴史的な知識がちりばめられていて面白い。劇場内は、原作のファンの女子高生が多かった。