電子竹林:Blog(アーカイブ)

電子竹林:Blogの2019/1/20までのアーカイブです、最新のものは→ https://zom-1.hatenablog.com

1989-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「大丈夫日記」

80点。すばらしい。このテンポ、この笑いはなんなんだろう?まさに、香港パワーの笑いの連続といえる。ギャク、コメディ、アクションと香港が映画をつくると、どんなものでもこの圧倒的な力を感じてしまう。サリー・イップ、ジョイ・ウォンの2大美人女優に…

「ワンダとダイヤと優しいやつら」

71点。どうも、おかしさが上滑りしていた。モンティパイソンは笑えるけど、これはイマイチだった。第1に女優に魅力がないことが致命的だった。どうも、映画のポイントを誤って観ていたのか?

「だまされてリビエラ」

78点。笑えた。結局、スティーブ・マーチンの術にはまってしまって、最後まで乗り切ってしまった。後で、シビアな評価をきいて、甘かったかなあなどとも思ったけど、充分に楽しんでしまった事実は否定できない。

「カクテル」

67点。ストーリはまったくつまらない。まあ音楽がちょっといいのと、カクテルを作る動きが楽しいのがいいぐらい。トム・クルーズの役は単なる女好きという印象しか残らなかった。新旧二人の対決とか、要素はいくらでもあったと思うけど。私は、カクテル版ロ…

「アニメ三銃士」

62点。毒にも薬にもならない感じ。しかし、アニメとしては良質の作品だと思う。2本立ての実力ぐらい。

「ヴィナス戦記」

62点。安彦良和は戦闘シーンとか、メカニックが書きたくて設定をつくっているのではないのか?テーマとか、主張とかはどうでもいような作品作りをいつも感じるが。

「BAD21」

70点。ベトナム戦記としては、変わった感じでよかったが、一人のアメリカ兵を助けるために、多くの人が殺されていくところにかなり疑問を感じた。中途半端で、これが反戦映画になっているかは疑問。ゴルフの使い方は面白かった。

「ロボ・フォース」

77点。サリー・イップがすばらしくよかった。最後のちょっとの微笑みが忘れられない。B級的であっても香港映画のスピード感、アクションはいつも一味違う。この手の香港映画もどんどん公開して欲しい。

「告発の行方」

73点。問題のレイプ・シーンを最後までみせずに興味をひっぱっていく所など、構成がうまかった。また、徐々に犯人をいやな奴らと思わせていき、判決の判決まで持って行くところなどもうまい。ジョディ・フォスターが小さくかぼそい体で、非常に役にあってい…

「ブルーム事件」

69点。体調のせいかもしれないけど、中盤あたりまでかなり眠かった。敏腕刑事の登場あたりから、結構引き込まれた。全体としてサスペンス的要素はあまり感じられなかったが、他の人の評判はよかったみたい。

「うろつき童子」

68点。絵は、原作よりずっと上品(?)で奇麗だった。でも、やっぱりエロ漫画という雰囲気があちらこちらに残ってた。アニメとしては嫌いじゃない。

「ファイブスター物語」

65点。この切れ長の目と異様に長いまつげをどうにか我慢すれば、結構おもしろいアニメだった。長い話のイントロだけみたいだが、後も観てみたい気がする。舞台が結構気に入った。

「D.O.A」

76点。最初から破滅的なラストを知っていながら、何か一つの救いをもとめて最後までひっぱっていくすごい手法。ものすごい後味の悪さだが、すばらしく印象的。

「リトルフット」

56点。どうでもいい作品。ひたすら眠たかった。恐竜に感情移入ができなかったのは、私の感受性のせいなのか?もうちょっと魅力的なキャラクターが欲しかった。

「ミシシッピイ・バーニング」

77点。アメリカ南部は恐いという印象だけが強く残った。個人的には「レインマン」よりこちらにオスカーをあげたかったが、これはテーマの強さだと思う。ウィレム・デフォーの眼鏡姿がかっこよかった。

「風の又三郎」

62点。宮沢賢治のいろいろな作品が融合されている。その映像化としては、結構おもしろいものがあったが、肝心の又三郎の部分はまるっきり面白くなかった。子役は純真というより、単なるダイコンだった。草刈正雄のイメージはぴったりで気に入った。

「バクダット・カフェ」

77点。すばらしい新鮮な感覚の映像と演出だった。主人公2人が段々魅力的に見えてくるのが不思議。はっとさせる印象的なシーンの挿入が多かった。

「座頭市」

62点。確かに勝新太郎の殺陣はすばらしい。でも、それだけだった。緒形拳以外の周りは駄目だった。あの不可思議なラブ・シーンは止めて欲しい。編集が悪かったのは、例の問題のために時間が足りなかったのだろう。

「風の惑星・スリップストリーム」

60点。人工生命が心を持ちうるか。古典的なテーマであるが、「ブレード・ランナー」などと比べると、ずっと突っ込みが足りないと思う。大破壊後の世界はSFでも流行であるけど、この映画の世界観が納得できなかった。

「レインマン」

77点。噂どうりのいい映画だった。しかし、前評判が大きすぎて、たいした感動はなかった。混んでいて2回も入れなかったのが特に印象的。この映画がヒットするなら、もっと観てもらいたい映画もあるけど。

「右側に気をつけろ」

65点。予告編の色で、ゴダールの割には好きになれそうだと観てみたが、はやりうまがあわない。それでも、部分的にはハッとさせる色や映像があったのは「気狂いピエロ」以来だった。

「ダイ・ハード」

80点。すばらしいアクション映画だった。あれだけのアクションをすばらしいスピードで展開されては文句がつけられない。一回目、新宿プラザで観たが、画質が悪くて最低だった。2回目を観てやっと、ディティールを理解できた。

「死にゆくものへの祈り」

75点。神父がザンゲの内容を人に話せないという、基本的なアイデアがすばらしかった。そこから生まれてくる人間関係を、うまく描き出していると思う。ミッキー・ロークが雰囲気にぴったりだった。

「バベットの晩餐会」

72点。おいしい映画というのは初めてだったような気がする。ただ、グルメっぽいところに目が行きすぎると、背景のすばらしいストーリが希薄な印象になってしまうのが難しいところ。ホントにおなかがすいた。

「ワールド・アパート」

77点。無垢な少女がアパルトヘイトを経験的に知っていく過程を、彼女同様に無知な観客が体験していくという趣向が印象的だった。社会的にかなりインパクトがある、もっと観て欲しい映画。

「ザ・デッド」

73点。よかった。しかし、すばらしいという噂を聞いていたので、最後の告白は、“あれ、これだけ?”という印象が残った。予備知識がマイナスに働いてしまったので、残念。色調がとっても奇麗だった。

「断崖」

68点。たいして面白くなかった。ヒッチ的なサスペンス感覚があんまり感じられない作品だった。

「スミス夫妻」

77点。ヒッチ唯一のラブコメディ。「ヒッチコック映画術」を読むと本人もあまり評価してないようだが、かなり面白かった。もっと公開されてほしいし、評価されていい映画だと思う。

「レッド・スコルピオン」

55点。はてしなくつまらなかった。ブッシュマンあたりが、ちょっと面白くなりそうな気がしたけど、駄目だった。アクションは派手なだけでいいのか?「ランボー2/3」も嫌いだけど、まだ暇つぶしになる。これは嫌いな上につまらない。苦痛と言ってもいい。

「ジュリエット・ゲーム」

73点。観ているときは、かなりのめりこんで笑ってしまったが、時間がたってみるとあんまりいい印象がない。x上尚史は舞台でできない部分を思いっきりやっていると思う。そういう部分はなかなかいい。ただ、これを純愛ものと言って売るのは、ちょっと違うよ…