電子竹林:Blog(アーカイブ)

電子竹林:Blogの2019/1/20までのアーカイブです、最新のものは→ https://zom-1.hatenablog.com

1997-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「愛する」

熊井啓監督。遠藤周作原作「私が棄てた女」。熊井が遠藤の原作を扱うのは、「海と毒薬」「深い河」に続いて3作目。原作は未読なので、どの程度、原作に沿っているか判らない。難病施設、ハンセン病とその差別という重いテーマを扱うのはいいのだけど、あま…

「バウンス KoGALS」☆

原田眞人監督。コギャルというタイトルから受けるイメージがいかにも安直で、時代的、キワモノな印象があるけど、作品自体はしっかりした見ごたえがあるものだった。かなり面白い。それぞれの主人公の行動にあまり共感出来ないが。未完成ながら、面白いモノ…

「コン・エアー」 - Con Air -

監督サイモン・ウエスト、主演ニコラス・ケイジ。今年、やたらに多い航空機アクションものの一つ。凶悪犯ばかりが乗った囚人輸送機ハイジャックされる。そこに模範囚である、主人公ポー(ニコラス・ケイジ)が一人戦う。地上の保安官と連絡を取り合う所など、…

「私家版」☆

面白かった。簡単に言えば本で人を殺すというリベンジ・ストーリ。感情や描写を押さえた表現のミステリー性が雰囲気を出している。監督のベルナール・ラップはフランスのニュースキャスターとして有名らしい。主演はテレンス・スタンプ。スタンプも前に観た…

「タイタニック」☆

文句無く、面白かった。海原を行く船と波の合成や、流氷を見ると、金をかけた割にはCGの合成がチャチいなと感じた。でも、ラストの方ではそんなディティールはどうでもいいほどワクワクしていた。観客はラストの悲劇をすでに知っている。そこに、ゆっくりと…

「フル・モンティ」- The Full Monty -

最近の英国映画はとにかく面白い。一頃、文革の総括的な意味の中国映画で傑作が沢山出たが、それの英国版じゃないだろうか?好況の時代から、その衰退、そして現在の不況と失業者の山。これらをまとめあげて非常にいい設定にしてくる。「トレイン・スポッテ…

「虹をつかむ男 南国奮斗篇」

去年の正月映画の続編。山田洋次監督、西田敏行、吉岡秀隆主演。ヒロインは小泉今日子、松坂慶子。続編ではあるんだけど、微妙に設定が違っている。前作の劇場の場所が違うとか細かい所はおいておいても、最初混乱したのは、前回に出ていたほとんどの俳優が…