電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「タイタニック」☆

文句無く、面白かった。海原を行く船と波の合成や、流氷を見ると、金をかけた割にはCGの合成がチャチいなと感じた。でも、ラストの方ではそんなディティールはどうでもいいほどワクワクしていた。観客はラストの悲劇をすでに知っている。そこに、ゆっくりと沈みいく船の中をのんびりと逃げる人々たち。この差が作るエモーションをキャメロン監督は実に見事に使っている。また「タイタニック」の手錠のシーンでは、緊張感の出し方が見事。ライトと水を巧みに使った演出がいい。「アビス」の蘇生シーンを彷彿とさせる、緊張感あるシーンだが、それをあっさりと終わらせる遊び心もいい(^^)。ディカプリオが実によかった。特に、会食のテーブルで、回りの人々を魅了していく会話など、ほれぼれするほど良かった。ヒロインに比べて、ディカプリオの方が遥かに魅力的。