電子竹林:Blog(アーカイブ)

電子竹林:Blogの2019/1/20までのアーカイブです、最新のものは→ https://zom-1.hatenablog.com

「不能犯」

白石晃士監督、宮月新+神崎裕也原作。連続変死事件が発生し現場では黒いスーツの男が必ず目撃されていた。刑事・多田友子(沢尻エリカ)は男、宇相吹正(松坂桃李)を捕らえるが立証不能とされる…。原作未読、監督は「テケテケ」の人か。全体に暗いトーンの映像はいいけど、どっか怖さがない。それぞれの愚かさがあまりに非現実的過ぎる。もっとリアルさがある、現実的なちょっとした愚かさの方がずっと怖いのだけどなあ。まあ、その辺は原作の力だろうけど。松坂桃李はまあまあだけど、沢尻エリカはやや軽すぎで刑事にはまるで見えない。脇役の闇もそれなりに面白いのだけど、闇も多過ぎると滑稽になる。全体には「笑ゥせぇるすまん」だな。
http://funohan.jp/

「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」-Om Shanti Om-

ファラー・カーン監督。1970年代、脇役俳優オーム(シャー・ルク・カーン)は人気女優シャンティ(ディーピカー・パードゥコーン)に恋するが、シャンティはプロデューサのムケーシュ(アルジュン・ラームパール)と密かに結婚、妊娠していた。しかしムケーシュはシャンティを邪魔に思い殺害、オームも事故で死亡。30年後、生まれ変わったオームは人気俳優として活躍するが…。2007年の映画だけど「バーフバリ」(id:zom-1:20171231#p1)人気のせいかなぜか再上場。典型的なボリウッド映画。輪廻ってトコは新しいし、それがすっと素直に物語になるのがインドっぽい。個人的にはエンディングが一番面白かった。そういえば「ダバング 大胆不敵」(id:zom-1:20140803#p1)も再上映するみたいだ。
http://www.uplink.co.jp/oso/