電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「ディアボロス-悪魔の扉」- Devil's Advocate -

キアヌ・リーブスアル・パチーノアル・パチーノ演ずる悪魔のミルトン法律事務所。この設定がなかなかいい。しかし、全体としてはそれが活かされているとは言えない。キアヌ・リーブス演ずる不戦の弁護士ケヴィンがミルトン法律事務所に入り、その怪しさに気づいて行く過程がまったく面白くなくて、退屈。ラストも予想以上に平凡、陳腐。アル・パチーノのハイテンションな悪魔の演技に対して、キアル・リーブスがそれを受けられるほど存在感が無い。よって、どうもパチーノが浮いてしまっている。悪魔モノとしては、「エンゼル・ハート」や「ローズ・マリーの赤ちゃん」などの先例をうまく越えていないと思う。