電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「鬼畜大宴会」

PFF準グランプリ。熊切和嘉監督・製作・脚本、三上純未子など。70年代の左翼グループが、カリスマ的存在の相澤の死をきっかけに、エゴから狂気に変わっていく様を描く。それぞれのパワーの均等が崩れ、そこに狂気が入り込んでいく展開がちょっと面白いと思ったけど、それは中盤までで後半は単純過ぎてあまり面白くなかった。グロさで評判だったけど、それも単に気持ち悪さだけで一歩踏み込んだ狂気の凄みが感じられなかった。これなら「ブレインデッド」の方が遥かに意味があるグロさを持っている。あんまり、面白くなかった。