電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「シティ・オブ・エンジェル」

ブラッド・シルバーリング監督、ニコラス・ケイジメグ・ライアン。ヴィム・ベンダースの「ベルリン天使の詩」のリメイク。ヒロインのメグ・ライアンを外科医にして、舞台はL.A.。「ベルリン天使の詩」に比べれば、ずっと判りやすいけど、物足りない部分が多い。メグ・ライアンの熱演は判るけど、ニコラス・ケイジの天使役はどうも頂けなかった。個人的には志村けんに見えてしょうがない。ラブ・ストーリとしてはいいんだけど、やはり「ベルリン天使の詩」と比べると単純過ぎる構成が、全体の雰囲気を軽くしている。結局、「ベルリン天使の詩」のリメイクを作る意義ってのが、全然感じられないのがこの映画の欠点か。単体で観れば、けっして詰らない映画じゃないし、結構感動出来るけど。