電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「カナリア」

塩田明彦監督脚本。教団名はニルヴァーナに変えて、主人公は信者の子供にしているけどオウムの事件のその後を真っ正面から扱っている。しかし突っ込みは足りず、事件の解釈も、心の闇も描けていない。主人公光一(石田法嗣)の心の動きも不明確。ラストはあれでいいの??同じ事件を扱ったもので、スマートさと奥深さが両立した是枝裕和監督「DISTANCE」の様な映画が先に存在するのに。いいシーンも多いし、役者もよかっただけに残念。
http://www.shirous.com/canary/