電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「キングダム・オブ・ヘヴン」

リドリー・スコット監督。12世紀フランス、鍛冶屋のバリアン(オーランド・ブルーム)は実の父、十字軍の騎士ゴッド・フリー(リーアム・ニーソン)と共に聖地エルサレムへ向かう。そこはボードワン(エドワード・ノートン)、回教徒の指導者サラディンによって平和が保たれていたが…。エルサレムという舞台を使うのは時代的に勇気がいるが、文化的宗教的な接点である都市の世界観は楽しめるし、キリスト教徒や回教徒公平に描かれているのは好感がもてる。それでも、オーランド・ブルームをかっこよく描くための展開は全体にかなり無理があると思う。ボードワンはずっと仮面を着けているために顔を出さない、エドワード・ノートンだと気がつかなかった。中島美嘉的な死んだ目をしているシビラ(エヴァ・グリーン)もエキゾチックなだけで、それ以上の魅力を出してないのが残念。
http://www.foxjapan.com/movies/kingdomofheaven/