電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「ファイナル・カット」- Then Final Cut -

オーマル・ナイーム監督(長編デビュー)。近未来、人々は全生涯を記憶するゾーイ・チップを脳に埋め込み、死後、生涯の追悼上映会を行う事が流行する。ゾーイ反対運動も盛んな中、不道徳な人生にも感情移入せずに編集を行うカッター(編集者)のアラン(ロビン・ウィリアムズ)に、大企業アイテック社の弁護士チャールズ・バニスターの未亡人から依頼が来る…。設定はかなり魅力的、どう物語が展開していくのかワクワクしていると、なんか焦点が定まらずに散漫になりエンディング…なんとも不完全燃焼。意識、記憶、人生をこういう切り口で見せるドラマって、テーマとしては深くて面白いのになあ。木製のラップトップ、ギロチンと呼ばれる編集機などの小物もいい雰囲気を出している。「ガタカ」ぐらいの名作になりえたのに、残念。ちなみに、現実にMSのMyLifeBits、米国国防省DARPAのLifelogなど同様な研究がなされている(反対を受け方向修正してるけど)。
http://www.finalcut-movie.jp/index2.html