電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「紙屋悦子の青春」

黒木和雄監督、松田正隆原作(戯曲)。昭和20年3月末の鹿児島の田舎町、兄(小林薫)とその嫁(本上まなみ)と暮らす紙屋悦子(原田知世)。そんな悦子に、兄の後輩の明石少尉(松岡俊介)の親友、永与少尉(永瀬正敏)との縁談話が来る…。2006/4/12に死去した黒木和雄監督の遺作。「竜馬暗殺」、「TOMORROW 明日」ぐらいしか観てないが、評判がいいので久しぶりに岩波ホールへ(「宋家の三姉妹」'98以来?)。日常の生活で戦争の悲惨さを描くのは「TOMORROW 明日」と同じ、なかなか冴えた演出。長廻しで作る緊張感も上手い。笑い所はかなりツボを押さえ場内爆笑。心に残る映画。個人的には「TOMORROW 明日」の方がインパクトが強かったので、やや好きだけど。しかし'67年生まれの原田知世、この映画でのキュートさはモノ凄い、驚き、タイムリープか?。
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