電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「愛の流刑地」

鶴橋康夫監督脚本、渡辺淳一原作。かつて恋愛小説の旗手とされた村尾菊治(豊川悦司)が情事の末に入江冬香(寺島しのぶ)を絞殺してしまう。検事の織部(長谷川京子)は"愛しているから殺した"という言葉に困惑しつつ真実を探るが…。監督は読売テレビ出身で「永遠の仔 」、「砦なき者 」の人。TV局の力なのかキャストの豪勢さは凄い。脇役で夫・仲村トオル、刑事・佐藤浩市、弁護士・陣内孝則、友人・浅田美代子、検事・佐々木蔵之介、娘・貫地谷しほり、刑事・松重豊、裁判官・本田博太郎、ママ・余貴美子、重役・津川雅彦などなどと数えきれない程。その演技となると過剰演出130%で、大スクリーンで見るにはちょっと耐えられない。押さえてもらわないと学芸会みたい。特にキャバクラ嬢みたいなカッコと仕草の検事役、長谷川京子は浮きまくり。イメクラの取調室プレイ風。物語としては悪くないと思ったので、演出が良ければ渡辺淳一映画の中でもいい部類に入ったのに。「待合室」(id:zom-1:20061202#p1)に続いて、実の親子である富司純子寺島しのぶが親子役。
http://airuke-movie.com/