電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」

松岡錠司監督、松尾スズキ脚本、リリー・フランキー原作。1960年代、三歳のボクとオカン(樹木希林内田也哉子)はオトン(小林薫)を捨て、筑豊の実家へ戻る。やがてボク(オダギリジョー)は大分の美術学校から東京の美大へ進む事になるが…。原作を読んでおこうと思いつつも未読のまま観てしまった。全体には悪いのじゃないけど、原作に引きずられた映像化という印象。エピソード自体はいいが表現は冗長だし笑いのツボも泣きのツボも古臭く感じる。でも場内の爆笑と泣きの雰囲気からは観客は満足している様子。まあ個人的にはかなり物足りない。同時代の共感もあまり無かった。樹木希林はさすがに上手い、オダギリジョーは力が抜けている所は悪くない。カメオ出演も多いだけで意味は薄い。
http://www.tokyotower-movie.jp/