「モンゴル」-Mongol-

セルゲイ・ボドロフ監督脚本製作。12世紀モンゴル、部族の頭領(ハーン)イェスゲイの息子テムジンは9歳の時、敵対するメルキト部族から花嫁を選ぶため旅に出るが、立ち寄った村で少女ボルテを許嫁として選ぶ。帰路、父イェスゲイは毒殺死、テムジンも命を狙われるが大自然の中で生き延び、許嫁ポルテを迎えにいく…。ドイツ、ロシア、カザフスタン、モンゴル四国合作、9歳の花嫁選びからジャムカの大軍との戦いまでの物語。小説、映画で物語は理解しているので判りやすいけど、一般にはどうなんだろうか。大河ドラマ風「蒼き狼〜地果て海尽きるまで」(id:zom-1:20070407#p1)の不自然さと違って、衣装や小道具がリアル(多分)なのは良かった。浅野忠信も上手く役にはまっていた。今までのチンギス・ハーン映画の中では一番面白かった。モンゴルの風景は圧倒的に美しいし、大自然を生き抜き、味方とする神秘的なチンギス・ハーン像も新鮮。
http://www.mongol-movie.jp/