電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「軍鶏」- Shamo -

ソイ・チェン監督、橋本以蔵原作脚本。優等生だった成島亮(ショーン・ユー/余文楽)は、ある日、両親殺害の罪で少年院に入る。親殺しと目をつけられた亮は容赦ない暴行にボロボロになるが、空手教師の黒川(フランス・ン)により猛特訓を始める…。原作は橋本以蔵+たなか亜希夫のコミックでかなり好き。映画は少年院編からリーサル・ファイト編の菅原直人(魔裟斗)戦まで。16歳のショーン・ユーは厳しいけど、罪を背負った暗い亮のイメージにはかなり合っている。キックボクシング出身の魔裟斗は、純粋空手スタイルの菅原直人と戦闘イメージが合わない。黒川=フランス・ンが一番イメージ違うか。全体に構えは空手だけど、その後はカンフーになるとか微妙にヘン。物語的にかなりダークなので、映像にするとかなり厳しい(原作にない微妙なフォローがあるけど)。退屈では無いにしてもちょっと期待外れだった。日本コミックの韓国や中国での映画化が多くなっているけど、「頭文字D」(id:zom-1:20051008#p1)みたいな成功例をまた観たい。
http://www.shamo-movie.jp/