「私は貝になりたい」

福澤克雄監督、橋本忍脚本、加藤哲太郎原案「狂える戦犯死刑囚」。第二次世界大戦中、高知県幡多郡清水で理髪店を営む清水豊松(中居正広)は妻の房江(仲間由紀恵)、息子の健一と共に平凡に暮らしていたが、赤紙が届き出征。戦後、清水に戻った豊松だが、米国兵捕虜を殺した罪でC級戦犯として逮捕される…。1958年TVドラマ版、1995年劇場版のフランキー境の演技と比べるのは中居正広にはちょっと酷か。それでも戦争を描くというベースの物語はしっかりしているので、それなりには見られる。1959年劇場版の89分に対して139分とちょっと長く、全体に間延びしている感じ。今回は夫婦愛を強調したという事だが、仲間由紀恵の出番が多くなっているのかなあ。テンポが悪くなっただけな感じがするが。いつもの事ではあるがリメイクの意味は見いだせない。
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