「劒岳 点の記」
木村大作監督(初)撮影、新田次郎原作。日露戦争後の明治40年(1907)、陸軍参謀本部陸地測量部の測量手・柴崎芳太郎(浅野忠信)は軍の威信にかけて剣岳 の初登頂と測量を果たす命令を受ける。柴崎は地元の案内人・宇治長次郎(香川照之)と共に山に入るが、創設間もない日本山岳会の小島(仲村トオル)たちも初登頂を狙っていた…。「八甲田山」の撮影をした木村大作だけに、3000m級の山々でのリアルな映像が見所。物語もそれなりに面白いのだけど、どこかあか抜けないテンポの悪さを感じる。滑落のスタントなど凄い迫力あるけど、部分的な合成はあんまり上手くない。行者役の夏八木勲は出番が少ないが印象的な役だった。ちなみに八甲田雪中行軍遭難事件は明治35年(1907年)(日本山岳会がストーブSVEA123(昔持ってた)を使ってたけど、この時代にはまだないのでは?)
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