電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「君と歩く世界」- De rouille et d'os -

ジャック・オーディアール監督脚本。妻と別れ息子サムを連れ南仏の姉の元へやってきたアリ(マティアス・スーナールツ)は、クラブ警備の仕事でシャチ調教師のステファニー(マリオン・コティヤール)と知り合う。しかし、ステファニーは事故で両足を失ってしまうが…。原題は直訳だと「錆と骨」、パンチで切れた口の中の血の味の意味らしい。邦題からは、二人のラブロマンスとして売ろうとしているみたいだけど、これは原題通りにアリの映画だろうな。駄目人間ばかりだけど憎めない市井の人々への視点が良い。特有の色彩と光の使い方、ぶっきらぼうなカットの積み重ねがいい味を出している。
http://www.kimito-aruku-sekai.com/movie/index.html