電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「焼肉ドラゴン」

鄭義信監督脚本原作。大阪万博直前の1969年、焼肉店「焼肉ドラゴン」の夫婦、龍吉(キム・サンホ)、英順(イ・ジョンウン)は再婚でそれぞれの連れ子、静花(真木よう子)、梨花(井上真央)、美花(桜庭ななみ)、そして二人の子供の時生(大江晋平)の家族。静花の幼馴染・哲男(大泉洋)と梨花が結婚するが…。元の舞台は未見。場所や時代の設定的には間違いなく面白いと思ったが、主軸がやや曖昧で、演出的にはかなり間延びした感じがある。この辺は演劇では面白くなっているんじゃないかなあと想像する。最後の方のまとめ方は上手い。人物像はみんないいけど、韓国俳優の方がずっと重みがあるなあ。マッコリ長回しとキム・サンホの長台詞はかなりいいシーンだった。済州島四・三事件とかの話を入れてくるところは社会性もあっていいと思う。
http://yakinikudragon.com/