電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「氷舞 新宿鮫VI」

大沢有昌 カッパ・ノベルス。新宿鮫の第4作目。新宿のホテルでの殺しが、CIAの工作員だという事から昔の事件へと遡っていく。裏にいる公安上層部、政治家などの絡みや、警視庁と公安との軋轢など、関係は複雑だけど、話は一気に展開し、テンポもよく迫力があって面白かった。昌がメジャー・デビューして疎遠になり、謎のパフォーマのマホの登場など、人間関係でも多少色っぽい所もあるのだけど、まあ、その辺の書き込みは上手く無い。それを抜かした部分は満足。