電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「愛と恍惚の中国」

坂仁根 講談社文庫。辺見庸「もの食う人びと」のカメラマンとして同行した坂仁根が著者。'94年7月〜98年4月に共同通信社北京支局に勤務している間に書き下ろした初の著作。世界女性会議開催の内幕、元慰安婦支援グループに対する公安の妨害、三峡ダムと三門峡ダムなど、どちらかというと報道の姿勢がある話の方が面白い。庶民的なエッセイ風なものは文章がちょっと堅いせいか、イマイチ臨場感を感じない。