電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「臓器農場」

帚木蓬生、新潮文庫。「閉鎖病棟」を読んだ勢いで、続いて帚木蓬生を読む。臓器移植をテーマにしている医療サスペンスもの。新任の看護婦の主人公が、無脳症児という言葉を偶然に聞くことから病院の闇の部分の真相を追うことになる。「閉鎖病棟」のヒューマンドラマっぽさが無く、サスペンス性が強い。個人的には「閉鎖病棟」の人を見る暖かさ、人情味の方が好き。