「茶々 天涯の貴妃(おんな)」
橋本一監督、井上靖原作「淀どの日記」。織田信長の妹であるお市と浅井長政の三姉妹、茶々、はつ、小督(おごう)は、長政とお市の死後、囚われ人として暮らす。小督(寺島しのぶ)、はつ(富田靖子)が嫁ぎ、やがて茶々(和央ようか)の元に関白・秀吉(渡部篤郎)の側室になるよう申し立てが来る…。ダラダラとエピソードをつなぐだけで盛り上がりに欠け、全体に大河ドラマの総集編を見せられている気分。元宝塚歌劇団宙組男役の和央ようかは、一人だけ舞台的な台詞回しで浮きまくっている。身長が高すぎて(174cm)釣り合い悪いし。実年齢でも寺島しのぶは和央ようかより下だけど、どう見ても妹に見えないのも難点(むしろ親子に見える)。そういえば真田幸村(真田信繁)も49歳のはずだが20代にしか見えない。合戦も火薬と血糊で誤摩化していい加減。正月TV番組に飽きたのか、年寄りで結構混んでいた。
http://chacha-movie.jp/