電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「サイドウェイズ」

チェリン・グラック監督。冴えない中年の売れない脚本家・道雄(小日向文世)は、友人・大介(生瀬勝久)の一週間後の結婚式のために渡米。独身最後の日々を楽しむために二人はカリフォルニアワインの聖地ナパ・バレーへにドライブ旅行に出かけるが、そこで道雄が家庭教師をしていた麻有子(鈴木京香)とその友人のミナ(菊地凛子)と出会う…「サイドウェイ」(id:zom-1:20060520#p1)の日本版リメイクだけど制作はフジテレビと20世紀フォックス、海外ロケで海外スタッフ。原作も、元の脚本もしっかりしているから素直に作って面白くなるのは当然かもしれない。米国と日本の文化的な違いなどを入れこんでいる所は上手い。逆にオリジナル版のマイルスみたいな超ワインおたくでない道雄が、マイルスみたいにピノ・ノワール(ぶどう品種)に異常にこだわるのはちょっと違和感あった。無理にオリジナルの色を出す必要もないと思うのだけど。小日向文世の演技は光っているし役者4人とも良かったのだけど、やはりリメイクじゃなくてオリジナルな映画で観たい気がする。
http://movies.foxjapan.com/sideways_jpn/