電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「戦場でワルツを」- Waltz with Bashir -

アリ・フォルマン監督脚本製作。26匹の野犬に襲われる悪夢を見るという相談を友人から受けたアリは、1982年イスラエル軍レバノン侵攻の自分自身の記憶が欠落している事に気がつく。それからベイルートの海で漂うフラッシュバックを見るようになったアリは、戦友を訪ねて自分の記憶を補おうとするが…。実写から作るアニメーション映像、会話で交錯する時間の流れが詩的な不思議な空気を作っている。この表現や全体のテーマは悪くないと思うが、ラストはややあざとい感じがする。まあ、こういう表現でしかラストにもっていけないイスラエルの事情もあるとは思うが。少なくとも日本の映画界では作れない。観ておくべき映画ではあると思う。
http://www.waltz-wo.jp/