「サロゲート」- Surrogates -

ジョナサン・モストウ監督、ロバート・ ヴェンディティ+ブレット・ウェルデル原作。キャンター博士による身代わりロボットのサロゲートが発明され、人類の98%がサロゲートを自宅から遠隔操作し安全な社会を作り上げた近未来。ある時、男女2人のサロゲートが破壊され、同時に持ち主も死亡するというあり得ない事件が発生。FBI捜査官のトム・グリアー(ブルース・ウィリス)とジェニファー・ピータース(ラダ・ミッチェル)は大手企業のVSI社を捜査するが…。原作はアメコミ、未読。予告から受ける印象から期待はほとんど無かったが、意外に悪くはなかった。超ハイテク技術がある割にはパソコンではキーボード入力、USBメモリ、携帯で通話、顔認証、車はハンドル操作、現金使ってクラブの外には行列が出来て用心棒がいる…ってまるで同じ社会なのはどーいうこと…っと技術的には疑問ばかり。この社会でFBIや軍隊って何やっているのか、という疑問もある。技術と社会変化という点ではかなり適当でSFらしさは無い。その辺を気にしなければ，テーマ的には単純で納得出来るし、まあそれなりに楽しめる。1時間35分と短く、あっさりした話。ブルース・ウィリスのサロゲートが若くて笑える。「アバター」(id:zom-1:20091226#p1)もこれも化身がリアル世界での化身の話、同時期に公開されるのは不思議な偶然か。阪大アンドロイドの石黒浩が一瞬登場。
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