電子竹林:Blog(アーカイブ)

電子竹林:Blogの2019/1/20までのアーカイブです、最新のものは→ https://zom-1.hatenablog.com

「クリード 炎の宿敵」-Creed II-

ティーブン・ケイプル・Jr.監督。ロッキー(シルベスター・スタローン)の元で世界チャンピオンになったアドニスクリード(マイケル・B・ジョーダン)はビアンカ(テッサ・トンプソン)との生活も順調。そして、アドニスは、かつて父アポロの命を奪ったドラゴの息子ヴィクター(フロリアン・“ビッグ・ナスティ”・ムンテアヌ)と対戦することになるが…。父の世代の因果を引きずって、歴史は繰り返す感じな展開は古臭い。全体にはダメじゃないけど新しさはまったくないな。それより、全体にリッチ感ある米国ロッキー側に比べてハングリーで屈折した心理を持ったロシア側に感情移入してしまうのだけど。後半のロッキーの取ってつけたハングリー精神な特訓はワザとらし過ぎる。
http://wwws.warnerbros.co.jp/creed/

2018年日本映画ワースト5

1)「ONLY SILVER FISH - WATER TANK OF MARY’S ROOM」(id:zom-1:20181211#p1) 成立してる?
2)「曇天に笑う」(id:zom-1:20180325#p1)ひたすら平凡な展開
3)「blank13」(id:zom-1:20180225#p2) 齊藤工は俳優に専念して欲しい
4)「GODZILLA 決戦機動増殖都市」(id:zom-1:20180520#p2) 色々詰め込みすぎな中二病
5) 「キスできる餃子」(id:zom-1:20180705#p1) 宇都宮宣伝映画以上のモノはない
次点)「純平、考え直せ」(id:zom-1:20180923#p3) 驚くほど平凡なキャラとエピソード
次点)「青夏 きみに恋した30日」(id:zom-1:20180816#p1) コレを見た私が悪かった

2018年日本映画ベスト10

2018年に劇場で観たのは217本、うち日本映画99本。下半期の方が良い映画が多かった
1)「万引き家族」(id:zom-1:20180603#p1) 骨太社会派、役者がみんないい
2)「生きてるだけで、愛。」(id:zom-1:20181111#p1) 趣里の圧倒的存在感
3)「響 HIBIKI」(id:zom-1:20180915#p1) 上手い映像化、平手友梨奈の使い方がいい
4)「来る」(id:zom-1:20181207#p1) 心の闇を深く描く巧みな構成と演出
5)「さよならの朝に約束の花をかざろう」(id:zom-1:20180225#p1) 鮮やかな技術で彩るファンタジー
6)「検察側の罪人」(id:zom-1:20180824#p1) 原田眞人の冴えた社会派
7)「寝ても覚めても」(id:zom-1:20180918#p1) 静かな緊張感と狂気
8)「きみの鳥はうたえる」(id:zom-1:20180915#p3) 不思議な空気感に石橋静河が合う
9)「空飛ぶタイヤ」(id:zom-1:20180617#p1) うまく整理され社会派として成立
10)「四月の永い夢」(id:zom-1:20180516#p1) フツーの感じの感情が心に沁みる
次点)「若おかみは小学生!」(id:zom-1:20180924#p1) 大人も満足の吉田玲子の脚本の冴え
次点)「坂道のアポロン」(id:zom-1:20180311#p1) 音楽のシーンがすべてイイ

2018年 外国映画ワースト5

2018年に劇場で観たのは217本、うち外国映画118本。
1)「嘘はフィクサーのはじまり」(id:zom-1:20181110#p1) 盛り上がりに欠け最後がっかり
2)「デス・ウィッシュ」(id:zom-1:20181026#p1)時代のズレ感強い「狼よさらば
3)「女と男の観覧車」(id:zom-1:20180623#p2) まったく冴えないウディ・アレン
4)「プーと大人になった僕」(id:zom-1:20180916#p1) 前半超退屈、中盤退屈
5)「メイズ・ランナー 最期の迷宮」(id:zom-1:20180615#p1) やっと完結してくれて感謝

2018年 外国映画ベスト10

2018年に劇場で観たのは217本、うち外国映画118本。マイナーにも良作多し。
1)「犬ヶ島」(id:zom-1:20180601#p1) アンダーソンのまた一つの不思議な世界
2)「シュガー・ラッシュ オンライン」(id:zom-1:20181223#p1) 全体テーマから細部まで文句なし
3)「リメンバー・ミー」(id:zom-1:20180316#p1) 最後の畳み掛けのスピード感の素晴らしさ
4)「ウインド・リバー」(id:zom-1:20180815#p1) 厳しい自然と地方の闇を描く上手さ
6)「レディ・プレイヤー1」(id:zom-1:20180421#p1) ポップカルチャーの連続パンチが楽しい
7)「クワイエット・プレイス」(id:zom-1:20181002#p1) 設定からして面白い
8)「ブリグズビー・ベア」(id:zom-1:20181218#p1) オフビート、社会派、映画愛
9)「パティ・ケイク$」(id:zom-1:20180720#p1) どん底感のラッパー、キャラがみんないい
10)「500ページの夢の束」(id:zom-1:20180924#p2) キャラとエピソードの構成がいい
次点)「アンダー・ザ・シルバーレイク」(id:zom-1:20181014#p1) 前半デ・パルマ後半リンチ風味
次点)「ダウンサイズ」(id:zom-1:20180303#p1) 「1/8計画」のパクリだと思って見逃してはいけない
次点)「殺人者の記憶法」(id:zom-1:20180128#p1) すごい設定の話に引き込まれる
次点)「レディ・バード」(id:zom-1:20180602#p1)17歳の繊細で大胆な心の動き
次点)「スリー・ビルボード」(id:zom-1:20180201#p1)最後には愛せるクズな人間たち
次点)「目撃者 闇の中の瞳」(id:zom-1:20180120#p1)善悪の視点が面白い
次点)「くるみ割り人形と秘密の王国」(id:zom-1:20181201#p1)子供向けだけでは勿体ない

「迫り来る嵐」-暴雪将至 The Looming Storm-

ドン・ユエ監督。1997年、湖南。国営工場の警備員ユィ・グオウェイ(ドアン・イーホン)は近所で発生した連続殺人事件に興味を持つ。ユィは捜査担当ジャン警部(トゥ・ユアン)に無断で部下リゥ(チェン・ウェイ)ととも捜査を進め、被害者に似たイェンズ(ジャン・イーイェン)と出会うが…。改革による経済途中の時代で地方にそれが広がっていた頃。そういう時代背景はかなり面白い。日本で言えば戦後の復興の地方みたいな頃か。事件自体はえー、そういう展開なのか、で最後はここで終わり的な驚きがある(悪い意味で)。まあ、これはこれで深みはある気はするが。
http://semarikuru.com/

「ニセコイ」

河合勇人監督、古味直志原作。集英組組長のひとり息子・一条楽(中島健人)は幼い頃に出会った少女との再会を夢見ながら、クラスの小咲(池間夏海)も気になっていた。ある時、転校生の千棘(中条あやみ)がやってくるが、千棘は実はギャングの一人娘。抗争を止めるため、楽と千棘は偽物の恋人となるが…。ジャンプのラブコメ、原作は未読、アニメはちょっとだけ。まあ、いかにも漫画な話で、演出もその線で映画としてはイマイチな感じ。中条あやみも池間夏海も特に面白くもない演技かな。万里花(島崎遥香)とか存在感薄く、映画では省略して良かったんではないか。ラストの文化祭はちょっとアニメ版とは違う展開だった。
http://nisekoi-movie.jp/