電子竹林:Blog(アーカイブ)

電子竹林:Blogの2019/1/20までのアーカイブです、最新のものは→ https://zom-1.hatenablog.com

2008-07-21から1日間の記事一覧

「千年、働いてきました〜老舗企業大国ニッポン」

野村進。創業100年以上の老舗企業が10万社以上ある、日本は特異な国。職人集団としての企業を追う。貴金属の売買の田中貴金属工業→振動モーター用金属製ブラシ、福田金属箔粉工業→配線基板などの電解銅箔、浅香工業→プリンタ用トナーなどなど。技術立国ニッ…

「ドル暴落から、世界不況が始まる」

リチャード・ダンカン。著者はソロモン・ブラザーズ、HSBC証券、国際通貨基金、世界銀行などでのアジア専門金融アナリスト。1971年ブレトン・ウッズ体制崩壊、米国の貿易赤字が各国で過剰流動性を起こしバブルを引き起こす…。2004年の本ではあるが、2008年の…

「閉じた本」- A Closed Book - Gilbert Adair

ギルバート・アデア。交通事故でひどい怪我と眼球を失ったブッカー賞作家ポールの元に、求人広告で口述筆記用助手に青年ジョン・ライダーがやってくる…。YAHOOユーザーが選ぶ2003年ベストミステリー海外編第五位。会話だけで作られたスタイルはちょっと面白…

「スタバではグランデを買え!〜価格と生活の経済学」

吉本佳生。モノやサービスの価格について、消費者の視点でコストというものを軸に考える。商品戦略、コスト戦略を考えた事があるなら当たり前の内容。MBAなどでに出てくる価格決定の方法論で、一般的というか逆に古臭い感じもする。一般消費者になら読み物と…

「食い逃げされてもバイトは雇うな〜禁じられた数字」

山田真哉。数字のルール、1)順番がある、2)単位で意味を固定する、3)価値を表現出来る、4)数字は変化しない、という前半。会計書、決算書、株の後半。前半の方が前提でオマケ的ではあるが、そっちの方が面白かった。後半の方も、もうちょっと一般に役に立つ…

「「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55」

古市幸雄。一般的な自己啓発書。テレビをみない、通勤時間の使い方、朝型、英語学習とか、あんまり新鮮な事はない。ホントにこの本を必要な人は、この本を手にも取らないと思う。 http://www.amazon.co.jp/dp/4838717776/

「潜水服は蝶の夢を見る」

ジャン=ドミニック・ボービー。同名映画(id:zom-1:20080302#p2)の原作。この原作から上手く映画化したという印象が強い。文章は簡潔で繊細、ロックト・イン・シンドローム悲惨な印象は無く、あくまでもポジティンブなのは映画と同じ。20万回のまばたきで書い…

「自由に生きるとはどういうことか」

橋本努。それなりにまとまっていて面白いけど、自由論というよりは戦後のサブカルチャーから自分なり文化論をまとめた感じもする。敗戦直後の自由論、真っ白な灰に燃え尽きろ「あしたのジョー」、尾崎豊、オウム真理教、エヴァンゲリオンなどなど。(memo:'94…

「チョコレートの真実」

- Bitter Chocolate: Investingating the Dark side of the World's Most Seductive Sweet - キャロル・オフ。マヤ・アステカでのカカオ飲料から、ヨーロッパに渡って行く歴史、さらに現状でのカカオ生産現場での児童労働、企業と政府の腐敗などなど。全体に…

「アーティスト症候群〜アートと職人、クリエイターと芸能人」

大野左紀子。日本において芸術家からアーティストという言葉が使われ始めた歴史、芸能人アーティスト(八代亜紀、工藤静香、片岡鶴太郎(過去と決別したかった男)、ジミー大西、藤井フミヤ、石井竜也)、TV番組「たけしの誰でもピカソ」、「開運!なんでも鑑定団…